突然、黒田征太郎さんの絵が届いた。
思いがけない贈り物に、私は興奮した。

1953年生まれの私は、真夜中、宮崎の田舎町の片隅で、深夜放送のラジオに
耳をくぎ付けにして「青春ホットライン」のあなたの熱いメッセージを聴いていた。
高校生の頃、マイルスと寺山修二に夢中だった時代。

確か、その当時、平凡パンチに連載されていた野坂昭如さんの小説「水虫魂」の
斬新な挿絵があなたの作品であったと記憶している。

突然、遠い日の記憶が甦ってきた。

いても立っていられず、早速、装丁し、事務所に飾らせてもらった。
なんと素晴らしいことであろうか。

黒田征太郎さんの絵は今も変わらぬ熱いメッセージに満ちている。

ありがたい。
勇気をもらった。
抱きしめずにはいられない。
ずっと、ずっと、大切にしたい。                    
                                              黒木敏之